一日の終わりに、「今日も何もできなかった」と落ち込んでしまう。できなかったことばかりが頭に浮かんで、自分を責めてしまう——そんな夜はありませんか。私にも、よくあります。
でも最近、ある小さな習慣で、その気持ちが少しずつ変わってきました。それが「できたことを数える」という習慣です。今日は、この習慣がなぜ効くのか、どうやるのかを書いてみようと思います。
なぜ「できなかったこと」ばかり気になるのか
私たちの脳は、もともと「できなかったこと」「足りないもの」に目が向きやすいようにできています。
これは、危険を避けるための本能的なしくみとも言われます。昔、人間が生き延びるためには、「うまくいったこと」より「失敗・危険」に敏感である必要があったからです。だから、放っておくと自然とネガティブな方に意識が向いてしまう。
つまり、「できなかったことばかり気になる」のは、あなたの心が弱いからではなく、人間の脳のクセなんです。まずそれを知っておくだけで、少し気が楽になります。
「できたこと」を数えると、何が変わるのか
脳が自然とネガティブに傾くなら、意識して「できたこと」に目を向ける必要があります。
引き寄せや心理学の世界では、「意識を向けたものが大きくなる」とよく言われます。できなかったことを数えれば、「自分はダメだ」という気持ちが育つ。逆に、できたことを数えれば、「自分はちゃんとやれている」という感覚が育っていきます。
同じ一日でも、どこに目を向けるかで、その日の印象はまるで変わります。現実は変わらなくても、自分の受け取り方が変わる。それだけで、心はずいぶん軽くなるんです。
「できたこと」は、小さくていい
ここで大事なのは、大きな成果じゃなくていい、ということです。
「朝、ちゃんと起きられた」「わからないことを一つ聞けた」「疲れていたけど、ごはんを作った」——そんな、当たり前に思えることで十分です。むしろ、小さなことを数えるほうが効果があります。
私たちは、つい「人に褒められるような成果」ばかりを「できたこと」だと思いがちです。でも、しんどい日に起き上がって会社に行った、それだけでも立派な「できたこと」なんです。自分のハードルを、うんと下げてあげてください。
今日からできる、数える習慣のやり方
むずかしいことはありません。私がやっている方法を書いておきます。
一つは、寝る前に3つだけ書き出すこと。今日できたこと、よかったことを、スマホのメモでも手帳でもいいので、3つだけ書く。たくさん書こうとすると続かないので、3つで十分です。
もう一つは、「〜できた」という言葉で書くこと。「起きた」ではなく「ちゃんと起きられた」。「メールした」ではなく「苦手なメールを送れた」。語尾を少し変えるだけで、自分を認める気持ちが強くなります。
毎日続けると、だんだん「できたことを探す目」が育ってきて、日中も「あ、これもできた」と気づけるようになります。
自分を責めてしまう、あなたへ
もし今、「できない自分」ばかりを見て、毎日自分を責めているなら。どうか、できたことにも目を向けてあげてください。
あなたは、できていないんじゃありません。できたことを、数え忘れているだけです。今日あなたが乗り越えた小さなことは、ちゃんと価値のある一歩です。
今夜、寝る前に3つだけ。「今日できたこと」を、数えてみませんか。
今日のひとこと
できなかったことより、できたことを数える。
同じ一日でも、見る場所を変えれば、自分を責めなくてすむ。


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